ファクタリング契約の審査

会議をしているひとたち

ファクタリングは、銀行融資やビジネスローンなどの資金調達方法よりも審査に通りやすいというメリットがありますが、場合によっては契約を断られることもあります。そのため、ファクタリングを利用する際は、審査時に重視されるポイントを抑えておくことが重要です。

ファクタリング会社が審査で重要視するのは、売掛金を確実に回収できるかという点に尽きます。現在、日本において主流となっているのは、ノンリコースの契約となっているため、売掛金の譲渡が行われてから取引先企業が倒産するなどして売掛金を回収できなくなった場合、ファクタリング会社は利用会社に売掛金の請求はできません。そのため、基本的にこのサービスにおいて重視されるのは、利用会社の経営状態よりも取引先企業の経営状態であり、取引先企業が売掛金の支払いが難しいと判断されると審査落ちすることになります。

一般的には、取り引きが継続して行われており、支払い期日が守られている場合は、未回収リスクが低いと判断されるため好影響を与えます。一方で、初めての取引先企業の場合は、確実に支払いが実行されるのかが不明確と判断されてしまい、落ちてします可能性が高くなるため注意しましょう。さらに、売掛金の支払い期日も重要視されるポイントです。売掛金の入金日まで長ければ長いほどファクタリング会社にとってはリスクの高い契約となるため、審査落ちの恐れが高くなります。複数の取引先企業との間に売掛金が存在する場合は、支払い期日が短い方の売掛金で申し込むことをおすすめします。

なお、前述したようにファクタリングの審査では取引先企業の経営状態が重視されますが、利用会社の経営状態を確認しないわけではありません。税金の滞納額が多く税務署からの差し押さえの可能性がある場合や、売掛金の回収までに倒産する可能性がある場合などは審査落ちの可能性が高くなります。また、利用会社の経営者の人柄やモラルなども重要な要素です。特に、2社間取引では、取引先企業からの売掛金の入金先はファクタリング会社ではなく利用会社となるため、入金された売掛金を他の用途に使用してしまう可能性があるのかが入念に確認されます。加えて、売掛金の二重譲渡などの行為が行われないかが判断されます。利用者の人柄やモラルを確認するために、ファクタリングの審査は対面で行われるのが一般的です。このように、ファクタリングの審査で最も重要視されるのは、取引先企業の経営状態となります。しかし、利用会社の経営状態や人柄も大切な要素に含まれることを念頭に置いておきましょう。