ファクタリングのデメリット・注意点

はてなマークと指をさす男性

ファクタリングには、スピーディーに資金調達できることや、審査に通りやすいなど様々なメリットがありますが、デメリットも存在します。デメリットだけでなく、事前に知っておくべき注意点もあるため、ファクタリングを利用する前にこれらについて理解しておきましょう。

まず、ファクタリングの最も大きなデメリットは、手数料が発生することでしょう。ファクタリングで発生する手数料は、銀行融資における金利や手形割引の割引率などと同じように扱われますが、一般的にはこれらよりも高めに設定されていることが多いです。なお、ファクタリングには2社間取引と3社間取引がありますが、手数料は2社間取引の方が高くなります。

また、3社間取引は、取引先企業にファクタリングの利用を通知する必要があります。取引先企業にファクタリングの利用を知られるということは、場合によっては自社の信頼度を落とすことにつながるためデメリットと言えるでしょう。なお、2社間取引では、取引先企業に売掛債権の売却を知らせる必要はありませんが、その代わりに債権譲渡登記が必要となることがあります。債権譲渡登記は、売掛債権の譲渡が行われたことを公に証明するもので、利用者が売掛債権を2重譲渡することや、売掛金を使い込んでしまうことを防止するために行われます。登記された情報は、法務局に行けば誰でも閲覧可能なので、2社間取引であっても債権譲渡登記をすれば取引先企業に知られる可能性は否定できません。

なお、現在ファクタリング会社は数多く存在しますが、中には悪徳業者も一定数存在するため、契約時には細心の注意が必要です。例えば、手数料が相場とかけ離れている場合や、手数料の内訳を教えてくれない、契約書の控えを渡してもらえないなどは、悪徳業者の典型的な特徴です。手数料が高く設定されている場合はもちろん、手数料が低く設定されている場合でも、手数料の項目以外で追加費用を請求してくることがあります。また、契約書をすぐに渡してもらえない場合は、契約内容が改ざんされる恐れがあります。そのため、契約書は内容を十分に確認したうえで必ず手元に1通保管しておきましょう。

悪徳業者は何かにつけて手数料などを上乗せしてくるため、上記の注意点をふまえて、契約時に少しでも疑問に思ったことは入念に確認することが重要です。また、見積もりは必ず複数の会社に依頼して比較検討を十分に行うとともに、インターネット上などで経営実績や評判を調べて優良なファクタリング会社を利用しましょう。